水使用量の削減に貢献する産業用IoTゲートウェイ
概要
✔ 「Lumo Robotics」社は、太陽光発電所向けの半自律型清掃ロボットを開発するブラジルの企業です。同社の主力製品である「Lumobot V1」は、エネルギー効率の向上や水使用量の削減、運用管理の効率化を実現し、持続可能なエネルギー活用を支えています。
✔ 「Lumobot V1」からクラウドへテレメトリデータを安定して送信するためには、太陽光発電所の過酷な環境でも確実に動作する通信環境の確保が課題でした。
✔ この課題を解決したのが、デュアルSIM対応でテルトニカの「RMS(リモート・マネジメント・システム)」と連携可能なIoTゲートウェイ「TRB256」です。
課題 - 水使用量の削減
2024年、世界の水消費量は約4.3兆立方メートルに達し、2023年初頭の2.9兆立方メートルから大きく増加しました。水消費の拡大は水不足をさらに深刻化させており、すでに30億人以上が水不足に直面している地域で生活しています。
こうした背景のもと、ブラジルのパートナー企業、「Lumo Robotics」は、水使用量を抑えながら効率的に太陽光パネルを清掃できる半自律型ロボット「Lumobot V1」を開発しました。
しかし、「Lumobot V1」からクラウドへテレメトリデータを安定して送信するには、信頼性の高い通信環境の確保が不可欠でした。特に、基地局が限られる遠隔の砂漠地帯や、日中の高温から夜間の氷点下まで変化する過酷な環境においても、安定した通信を維持できることが求められていました。
トポロジー

ソリューション - IoTゲートウェイとリモート管理
「Lumobot V1」は、手作業による清掃と比較して、水使用量・作業時間・労力を最大80%削減します。独自ソフトウェアと「Lumo Robotics」のクラウドプラットフォームにより、エンドユーザーは生産性を一元的に把握・管理できます。
しかし、その性能を安定して発揮するためには、信頼性の高い通信環境が欠かせません。そこで採用されたのが、テルトニカのIoTゲートウェイ「TRB256」です。接続の課題を解消し、安定した運用を支えています。
この4G LTEゲートウェイはデュアルSIMに対応し、NB-IoTおよびCAT-M1をサポートしています。デュアルSIM機能により自動フェイルオーバーが可能なため、通信事業者を自動で切り替え、カバレッジが限られた地域でもテレメトリデータの送信を途切れさせません。
また、NB-IoTおよびCAT-M1は遠隔環境に適した通信技術で、広いエリアでの接続と高い省電力性を両立します。さらに、堅牢なアルミニウム筐体により、-40℃~75℃までの動作温度に対応し、太陽光発電所のような過酷な環境でも安定した運用が可能です
加えて、4G LTEゲートウェイ「TRB256」はRJ45ポート経由でLoRaWANゲートウェイと接続し、長距離・低消費電力の通信を可能にします。同時に、RS232でESP32-S3マイクロコントローラーと連携し、MQTTプロトコルを介してテレメトリデータを「Lumo Robotics」のクラウドプラットフォームへ送信します。
また、このIoTソリューションでは、テルトニカの「RMS(リモート・マネジメント・システム)」を活用しています。 これにより、「Lumo Robotics」社は機器の状態やモバイルデータ使用量を遠隔で把握・管理し、コスト削減につなげています。
さらに、このゲートウェイはOpenVPN、IPsec、ZeroTier、Stunnelなど、多様なVPNサービスに対応しており、高いセキュリティを確保できるのも特徴です。
「Lumo Robotics」社は次のように述べています。「水とエネルギーの消費データを信頼性高く可視化することは、当社のビジネスモデルにおいて重要な要素です。テルトニカのIoTゲートウェイ「TRB256」は、過酷な環境においても「Lumobot V1」からのテレメトリデータを安定して送信できました。」
本ソリューションの詳細や活用方法については、お気軽にお問い合わせください。
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