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ネットワーク接続を要する POTSの差し替え

概要


✔今回は、総合セキュリティ企業であるSecurity Etc.社のケースをご紹介いたします。盗難および火災検知、監視カメラ、アクセス管理、入室管理等の設計販売からメンテナンスまでを、幅広く提供している企業様です。


✔現在、POTS(アナログ電話システム)の数は世界的に減少傾向にあります。そのような中、Security Etc.社はATA(アナログ電話アダプタ)と当社のRUT241ルーターを用いて、クラウドVOIP(インターネットなどのIPネットワークを通じて音声通話を行う技術)サーバーに接続できる、差し込み式のPOTS代替システムを開発しました。


✔このソリューションに当社の「RMSコネクト」を追加することで、ルーターに接続されたあらゆるデバイスに遠隔アクセスできるように。より迅速で効率的なメンテナンス機能を提供することで、エンドクライアント様から高く評価していただくことができました。



課題 ― 新旧システムの交代


現在IIoTは「飢えた獣」のように絶え間なく進歩し、古い技術を置き去りにしています。例えばアナログ電話システム(Plain Old Telephone Service、以下POTS)について考えてみましょう。かつて電気通信のスタンダードであったこの技術ですが、現在では世界的に廃止傾向にあり、数が減少しています。


固定電話を持たない場合、このPOTSの 「死 」について特に影響を感じることはないかもしれません。しかし実際のところ、この変化には非常に大きな意味があります。POTSは、これまでドア・アクセス制御システムや火災警報監視システムなど、建物の管理に不可欠なサービスを支える基盤でした。これが減少していくことで、世界規模でレガシーインフラの差し替えが必要となっているのです。


この問題のソリューションは「アナログ電話アダプタ(Analog Telephone Adapter、以下ATA)」の活用でした。ATAは、固定電話やFAX(ファックス)などのアナログ通信技術をVOIPなどのデジタル通信技術に接続する装置のこと。インフラ全体をゼロから作り直すことができないミッションクリティカルな電話回線システムにとっては、この装置を使用して差し替えに対応するのがベストです。つまり世の中のほとんどのシステムにおいてATAの使用が最適解、ということになるでしょう。


ここで問題が起こります。POTSとは異なり、ATAを使用したソリューションにはネットワーク機器が必要となるのです。しかしそのおかげで、このソリューションにリモート管理を組み込むことが可能になりました。「怪我の功名」といってもいいかもしれません。Security Etc.社は、POTS交換システム開発に際してこの可能性に着目しました。



トポロジー




ソリューション ―未来への適応


新たに設置するATAボックスをクラウドVOIPサービスに接続するためにSecurity Etc.社が選んだのが、当社テルトニカ・ネットワークスの産業用ルーターRUT241。ワイヤレス接続ですが、負荷分散が必要な場合には有線のイーサネット接続も可能なルーターです。RUT241は、このソリューションに必要とされるスムーズな4G接続および有線/無線接続を兼ね備え、さらに無駄な追加機能のコストはかからない、実用主義の極みともいえる製品です。


ただし、ルーターそのものは、このソリューションの一部でしかありません。このソリューションの最大の魅力は、三つの大きな機能を備えた当社のRMS(リモート・マネジメント・システム)です。まずひとつ目は、停電を即座に通知し新システムの「健康状態」を監視できる機能。これにより、エンドクライアント様が求めるシステム保守のプロアクティブ化(積極性)を実現することができます。もうひとつは、システムのパフォーマンスをシンプルかつ「エレガント」に監視できること。RMSのダッシュボードを使ってシステムの異常を簡単に発見し、迅速に対処することが可能となります。


そしてこのソリューションの真髄は、三つ目の機能「 RMSコネクト」といえるでしょう。この機能により、ルーターに接続したあらゆる機器に、中継サーバーやプロキシサーバーを設定することなく遠隔アクセスすることが可能になります。これにより、保守作業の迅速化と効率化、およびコスト削減を実現。競合他社を圧倒するソリューションをご提供できることとなりました。


この事例は、エンドクライアント様に最高のサービスをご提供するために必要なのは、優れたハードウェアだけではないことを物語っているのではないでしょうか。レガシーインフラを新基準に適合させる(または新たなインフラを構築をする)場合に重要なのは、効率的なサービスをご提供することです。リモート機能を導入することで、エンドクライアント様にとってソリューションの価値ははるかに高まる、といえるでしょう。


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