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5Gネットワークスライシング&RutOSファームウェアの最新アップデート

2026年5月6日

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Ugnė B.

Creative Content Manager

テルトニカが開発したオペレーティングシステム「RutOS」はさらに進化を続けています。このたびリリースされたバージョン7.22および7.23では、5Gネットワークスライシングや二要素認証(2FA)、ダークモード、スターリンク(Starlink)の位置情報表示、SMCRoute対応など、幅広い機能が追加されました。


新機能-5Gネットワークスライシング 


本ファームウェアのアップデートでは、5G SA(スタンドアローン)環境向けに、モバイル接続をより細かく制御できる「ネットワークスライシング」機能が追加されました。



これで単一の物理的な5Gインフラを、複数の独立した仮想ネットワークへ分割できます。モバイル通信会社はそれぞれのスライスを、低遅延、高信頼性、高い分離性、特定トラフィックの優先制御など、用途ごとの要件に応じて設定することができます。 


利用可能なスライスがある場合、デバイスは特定のアプリケーションや通信用途に最適化された5Gネットワークへ接続できます。これにより、各導入環境の要件に応じた、より柔軟で効率的な5G通信が実現します。


すべてのモバイル通信を一律に処理するのではなく、産業用および企業向けIoTネットワークでは、用途ごとに最適化されたネットワーク特性を活用できるようになります。

 

UX/UIの新機能


WebUIでスターリンク(Starlink)の位置情報を表示


WebUIにスターリンク(Starlink)接続向けの位置情報パラメーターが追加され、衛星ネットワークの位置情報をルーターのインターフェース上からより詳細に確認できるようになりました。


スターリンク(Starlink)導入環境の監視時には、画面を切り替えることなく、衛星通信の接続状況をより詳細に把握できます。


WebUIダークモード 


今回のアップデートでは、WebUIにダークモードが追加されました。低照度環境や長時間の作業時でも見やすく、快適に利用できます。

目への負担を軽減することで、複数の設定作業や長時間のデバイス管理もスムーズに行えます。 



WebUIでPPTP・SSTP VPN接続状態を表示


WebUI上から、PPTPおよびSSTP VPN接続の状態を直接確認できるようになりました。これにより、設定時やトラブルシューティング時にVPNトンネルの状態をより簡単に把握できます。別途診断ツールを使用することなく接続状況を素早く確認できるため、問題の特定や対応を効率的に行えます。


TAPシリーズアクセスポイントのトポロジー対応


Teltonika’s TAP100, TAP200, and TAP400 access points can be scanned directly through the Topology application, giving you a clear view of connected devices and the overall network structure.



接続されているデバイスやネットワーク全体の構成を可視化でき、単一のインターフェースからネットワーク管理やデバイス識別をより簡単に行えます。


モバイル信号品質係数


モバイル信号品質を複数の主要な信号指標に基づいて算出し、WebUIおよびデバイスLED上に表示できるようになりました。個々の信号指標を確認することなく、単一の品質係数によって接続状態を素早く評価できます。


産業用プロトコルのアップデート


IEC 60870-5-101 ClientおよびIEC 60870-5-101/104 


IEC 60870-5-101 Clientはシリアル通信に対応し、シリアル接続経由でのデータ収集および監視を可能にします。また、ユニバーサルゲートウェイ機能もIEC 60870-5-101/104へ対応範囲が拡張され、産業および公益事業ネットワークにおけるプロトコル統合の選択肢が広がりました。


Data Sender MQTTトピック向けシリアル番号ワイルドカード


Data SenderのMQTTトピック設定において、デバイスのシリアル番号ワイルドカードが利用可能になりました。これにより、各デバイスが自動的に固有のMQTTトピックへデータを送信できるため、大規模導入時の個別設定作業を削減できます。


ネットワークおよびルーティング機能の強化


SMCRoute対応 


SMCRouteへの対応により、マルチキャストルーティングをより柔軟に制御できるようになりました。カーネル内でマルチキャストルーティングエントリーを定義・管理できるため、ネットワークインターフェース間でのマルチキャストトラフィックの転送経路を細かく制御できます。


動画配信や監視システムなど、マルチキャスト通信を特定の経路で転送する必要がある環境において特に有効です。 



IPv6ネットワーク上でのIPv4接続を実現する 


IPv6専用ネットワーク環境でも、DS-LiteによりIPv4トラフィックをIPv6経由で転送し、IPv4サービスへの接続を維持できます。通信事業者側のCGNAT(Carrier-Grade NAT)がIPv4アクセスを処理するため、ネイティブIPv4インフラを必要としません。


複数DHCPリレーサーバー対応


DHCPリレー設定が複数のリレーサーバーに対応しました。これにより、DHCP要求を複数のDHCPサーバーへ転送する必要がある環境でも、より柔軟なネットワーク構成が可能になります。セグメント化されたネットワークや複雑なネットワーク構成にも対応し、運用要件に応じたDHCPリレー設定を行えます。


DMVPNのIPv6対応


DMVPNがIPv6に対応し、IPv6ベースのネットワーク環境でも動的VPNを展開できるようになりました。スケーラブルなVPNアーキテクチャの構築においてIPv4アドレスだけに依存する必要がなくなり、より柔軟なネットワーク設計が可能になります。


FRRouting 10.2.1 


FRRoutingパッケージがバージョン10.2.1へ更新されました。BGP、OSPF、RIP、NHRP、EIGRP、BFD、MPLSなどのルーティング機能で利用されるコンポーネントが対象です。今回のアップデートにより動的ルーティング機能も強化され、本バージョンに含まれる各種改善を活用できるようになりました。


Tailscale 1.92.3 


Tailscaleパッケージがバージョン1.92.3へ更新されました。これにより、メッシュVPN接続の同期性と安定性が向上します。

複数拠点に分散したデバイスへ安全にアクセスするためにTailscaleを利用しているネットワーク環境では、互換性の維持と安定した運用に役立ちます。


TR-069管理および診断機能の拡張  


今回のファームウェアアップデートでは、TR-069による遠隔管理機能の対象範囲が拡張されました。イーサネット・インターフェース、ホスト情報、NATポートマッピング、Wi-Fiアクセスポイント、モバイル情報、DHCPv4サーバー設定など、より幅広いデバイスおよびネットワーク情報を管理できるようになりました。


これにより、複数のデバイスにおける動作状況や設定内容、ネットワーク状態を個別に確認することなく、一元的に把握しやすくなります。


永続的SNMP ifIndex対応


ネットワーク監視ではインターフェース識別子の一貫性が重要です。再起動後にifIndex値が変わると、長期的な監視データに影響を与える可能性があります。永続的SNMP ifIndex対応により、再起動後も識別子が維持され、より正確な監視履歴を保持できます。


トラフィックログ向けSFTP対応


トラフィックログには機密情報が含まれる場合があります。SFTP対応により、ログデータを暗号化された通信経路でリモートサーバーへ安全に転送できるようになりました。


ルーターログイン時の2FA対応


今回のファームウェアアップデートでは、ルーターログイン時の二要素認証(2FA)が追加されました。 アクセス権限を付与する前に追加の認証ステップを要求することで、セキュリティをさらに強化します。



複数のユーザーがデバイスを管理する環境や、リモートアクセスを有効にしている環境において、漏洩した認証情報や使い回された認証情報による不正アクセスのリスク低減に役立ちます。



安全性の低いIPsec提案設定に対する警告機能


IPsec設定時に警告機能が強化され、安全性の低い提案設定(Proposal)を適用前に検出できるようになりました。暗号化方式や認証方式の脆弱な設定を事前に特定できるため、古いセキュリティ方式や安全性の低い設定によるVPN環境の構築を未然に防ぎます。 


SNMP認証にSHA-256およびSHA-512をサポート


SNMPにおいてSHA-256およびSHA-512による認証に対応し、デバイスと監視システム間の通信をより安全に保護できるようになりました。SNMPを利用してデバイス情報を収集するネットワーク環境では、より強力な認証アルゴリズムにより、監視トラフィックに含まれる機密情報が漏洩するリスクを低減します。


システムファイル検証のための整合性チェック


今回のファームウェアアップデートによるセキュリティ強化機能の一つとして、指定したシステムファイルの検証に利用できるファイルシステムインデックスが生成されるようになりました。現在のファイル状態と生成済みインデックスを比較することで、不正なファイル改ざんを早期に検出し、被害発生前の対策を可能にします。


アクティブログインを管理するセッション管理機能


デバイス上のアクティブセッションを確認できるほか、セッションの手動終了やタイムアウト設定も行えるようになりました。セッション管理を強化することで、放置されたセッションによるアクセスリスクを抑制し、常に誰が接続しているかを把握しやすくなります。


ステータスページから無線クライアントの切断・ブロックが可能 


接続中の無線クライアントをネットワークから切断する必要がある場合、無線ステータスページから直接操作できるようになりました。クライアントの切断およびブロック機能により、不要な接続や問題のある接続を、別の設定メニューへ移動することなく簡単に管理できます。


フィードバックをお寄せください


今回のファームウェアアップデートでは、操作性、産業用通信、ネットワーク、ルーティング、セキュリティの各分野で多くの改善が行われました。これらの機能改善の多くは、実際の導入現場からのニーズや皆さまからのフィードバックをもとに実現しています。今後のリリースで追加してほしい機能や改善要望がございましたら、ぜひお聞かせください。


フィードバックフォームよりご意見をお寄せください。 

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FAQ

What routing and remote management improvements are included in RutOS 7.23?
RutOS 7.23にはどのようなセキュリティ機能が追加されましたか?
RutOS 7.23には、どのようなWebUIの改善が含まれていますか?
5Gネットワークスライシングは、すべての5Gネットワークで機能するのでしょうか?
5Gネットワークスライシングとは何ですか?
RutOS 7.22と7.23の主なアップデート内容は何ですか?

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