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ルーターの枠を超えるリモート管理-RMSによる産業ネットワークの包括的制御

プライベートIPとパブリックIP - 産業ネットワークに最適なのはどちらか?

2026年3月30日


産業IoTにおいて、接続性は極めて重要な要素です。しかし、システムの規模が拡大するにつれて、避けて通れない選択に直面します。それが、デバイスにパブリックIPを割り当てるか、それともプライベートIPで運用するかという問題です。


リモートアクセスにはパブリックIPが必要だと思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。実際には、プライベートIPとパブリックIPのどちらを選ぶかによって、月額コストだけでなく、セキュリティや運用効率にも大きな違いが生まれます。


プライベートIPとパブリックIPの違い


パブリックIPアドレスは、インターネット上でデバイスを識別するためのアドレスで、外部から直接アクセスできます。一方、プライベートIPアドレスは、社内ネットワークなどの内部で使われるアドレスで、外部からは直接アクセスできない仕組みになっています。



プライベートIPアドレスの範囲


多くの内部ネットワークでは、192.168.x.x や 10.x.x.x といったRFC1918のプライベートIPアドレスが一般的に使用されています。一方で、共有アドレス空間(100.64.0.0/10)にも注意が必要です。WAN側のIPがこの範囲にある場合、Carrier-Grade NAT(CGNAT)の配下にあり、いわゆる「二重NAT」環境(ISP側で管理されるNAT)に置かれている状態となります。


共有IP
共有IP

静的IPと動的IP


パブリックIPとプライベートIPはいずれも、静的(固定)または動的(変動)で運用できます。パブリックの静的IPは外部から直接アクセスできるため、サーバー公開などに適していますが、コストが高くなる傾向があります。一方、多くのモバイルIoT環境では、コスト面からプライベートの動的IPが一般的に使用されています。ただし、アドレスが変動しインターネットから直接アクセスできないため、リモートアクセスにはVPNなどの中継手段が必要になります。


Static IP topology
静的IP

Dynamic IP topology
動的IP

セキュリティ上のメリット:攻撃対象領域の削減


リモートアクセスの手軽さからパブリックIPが選ばれるケースは多いものの、そのリスクは見過ごされがちです。産業用デバイスをパブリックIPで直接インターネットに公開すると、外部から簡単に見つけられ、攻撃の対象になりやすくなります。実際、パブリックIPアドレスは常にボットや悪意ある第三者によってスキャンされています。

 

テルトニカの「Secure by Design(製品の設計段階からセキュリティを前提に組み込む)」は、多くの産業用途において、外部から見えない状態を保つことが最も安全という考え方を前提にしています。プライベートIPで運用することで、NAT(ネットワークアドレス変換)が自然なファイアウォールとして機能し、デバイスをインターネットから見えない状態に保つことができるのです。

 

ただし、プライベートIPの背後に隠すだけでは十分とは言えません。重要なのは、RutOSに搭載されたファイアウォールを適切に設定し、主体的にセキュリティを管理することです。高度なファイアウォールルールとNAT(ネットワークアドレス変換)により、デバイスを保護しながら通信を厳密に制御できます。


テルトニカによるリモートアクセス課題の解決


プライベートIPでデバイスを運用する場合、リモートアクセスをどのように確保するかが課題となります。こうした課題に対して、テルトニカのエコシステムは一般的なコンシューマー向け機器にはない強みを発揮します。


RMS-パブリックIPなしでのアクセス


当社の「RMS(リモート・マネジメント・システム)」で、プライベートIP環境でもリモートアクセスが可能になります。デバイスとクラウド間に安全な暗号化トンネルを構築し、外部からの安全な接続を実現します。

 

✔ メリット:SIMカードがプライベート動的IPのみの場合でも、「RMS Connect」を通じてルーターのWebUIや、その背後のデバイス(PLCやCCTVなど)にアクセスできます。


✔ 効果:モバイル通信事業者が提供する高価なパブリック固定IP契約が不要となり、運用コスト(OpEx)を大幅に削減できます。


RutOS:複雑なネットワーク管理をシンプルに


プライベートIPアドレスの管理やカスタムルーティングは、複雑になりがちです。テルトニカのルーターに搭載されたOpenWrtベースのOS「RutOS」は、直感的なWebUIにより、こうした設定を簡単に実行できます。

 

APIPAによる自動IP設定や、OpenVPN、WireGuard、ZeroTierなどのVPNにも対応しており、高い柔軟性と、迅速な導入を両立しています。


また、IPv6への移行が進む中で、アドレス数の増加によりNATの必要性は低下しています。RutOSはIPv6にも対応しており、すべてのデバイスがグローバルアドレスを持つ環境でも、高いセキュリティを維持できます。


IPv4 vs IPv6 comparison
IPv4 vs IPv6

RUTシリーズによる産業レベルの信頼性


テルトニカのルーターは、IP管理の複雑さにも対応できるよう設計されています。Auto APN機能により適切な設定が自動で選択され、すぐに通信を開始できます。


また、パブリックIP接続が必要な場合には、IP Passthrough機能により、モバイル回線のパブリックIPを内部サーバーに直接割り当てながら、「RMS(リモート・マネジメント・システム)」との管理接続を維持できます。


IP Passthrough explained
IPパススルー

結論:プロフェッショナルな選択


多くのIoTおよびM2M環境においては、プライベートIPアドレスとテルトニカの「RMS(リモート・マネジメント・システム)」の組み合わせが最も効果的です。


低コスト: パブリック固定IPの追加費用が不要✔ 高いセキュリティ: デバイスを外部から見えない状態で運用可能✔ 柔軟な管理: 世界中どこからでもリモート管理やトラブル対応が可能


リモートネットワークのセキュリティを見直してみませんか?テルトニカのRUTシリーズルーターの詳細や、30日間のRMS無料トライアルについて、ぜひご検討ください。

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